2010年6月7日月曜日

政治と国民

こんばんは。
しばらく休んでいる間に総理大臣が変わってしまいました。
小泉さん以後は総理大臣の賞味期限がやたら短く、「とっかえひっかえ」と
いう表現がぴったりです。最近は1年間持たないので、小学校の生徒会長
より短くなってしまっているようです。

小選挙区制度になってからでしょうか、首相のイメージ(支持率)が悪いと
選挙には勝てないということが、はっきりしてきました。

この「イメージ」というのがやっかいです。自分はこのイメージのほとんどが
テレビなどのメディアから作られているような気がします。総理大臣本人の
仕事の評価から作られるものもまったくないわけではないでしょうが、国民が
その仕事を冷静に熟慮して評価している感がほとんどないのです。

普天間の問題もそうですが、テレビはこの問題に関して代案を提示すること
がほとんどありません。「沖縄の人がかわいそうだ。」「徳之島の人は迷惑し
困惑している。」確かにそうです。ただ、じゃどうすればいいという話に
ならないのです。批判ばかりで、主体的な主張がありません。自分は普天間
の問題は、沖縄県(日本の各所もそうですが)の一部はいまだ実質的に
アメリカに占領されていて、その地権を主張しようとするならば、日米安全
保障条約を蹴っ飛ばすくらいの覚悟が、国民に必要だと思います。

沖縄は中国本土からも近く、日本の安全保障上非常に重要な土地である
ことは疑いようがありません。その土地に一定量の兵隊さんが必要だと思
います。

普天間問題の責任を取るという意味でも、鳩山さんは辞めたようですが、
そもそもこれだけ根の深い、難しい問題があるということを国民が知ったこ
とには意味がありました。もちろん自分も知らないことばがりで、今まで考え
たことのない問題でした。

要はテレビの安直で視聴率稼ぎの短絡的な論評に国民が踊らされ、国民が
冷静に国のことを考えることなく政治が動かされている、という感じのこと
が言いたいのです。

テレビの放送内容を批評する専門のメディアが今こそ必要かと思います。
そうならなければ、テレビの権力乱用がこの先も続くことになると思います。

ちなみに自分はテレビが大好きなんですけど。

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